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社長1人でも全員で5人でも、不動産会社がGoogle Workspaceを導入すべき理由

1.こんな悩み、ないですか

不動産会社の仕事は、物件資料の管理、内見や決済の予定調整、問い合わせの対応など、やることがたくさんありますよね。特に、外出の多い不動産営業マンにとっては「事務所にいないと何もできない」という状況は大きなストレスになります。

こんなお悩み、ないですか。

  • メールはGmailだけど、ちょっと信用されていない気がする
  • 契約書やマイソクがあちこちに散らばって、その都度探すのが大変
  • お客様との予定が重なって、ミスしたことがある

もし、こうしたことに心当たりがあるなら、「Google Workspace(グーグル ワークスペース)」を導入することで、ぐっと楽になります。

この記事では、社長と社員の合計5名以下の小規模な不動産会社、さらには社長ひとりの不動産会社の方に向けて、Google Workspaceを導入するメリットと注意点をお伝えします。


2.信頼されるメールアドレスで会社の印象が変わる

GmailやYahooなどのフリーメールを仕事で使っていて、こんな経験はありませんか。

info.bestーhome@gmail.com」よりも、 「info@bestーhome.co.jp」のほうが、しっかりした会社に見えますよね。

独自ドメイン(「@会社名」の部分を独自ドメインと言います)でメールが使えるだけで、名刺・チラシ・ホームページなどの印象が一気にプロの不動産会社らしくなります。

これは、社長含め5名以下の小さな不動産会社や一人社長の会社にとっても非常に大きな信頼材料になります。

送信者:suzuki1234@gmail.com
件名:○○様の物件査定について

送信者:suzuki@best-home.co.jp
件名:○○様の物件査定について


3.書類も図面も、クラウドでスッキリ管理

契約書や物件資料・図面など、書類が増えていませんか。 Google Workspaceを使えば、Googleドライブにすべてまとめて保存できます。

たとえば、買主から「マイソクをもう一度送って」とメールがあったとき、コンビニの駐車場でもスマホからすぐに確認・送信できます。

また、スタッフが退職したときにも、資料がきちんと共有ドライブにあれば、保存していた情報が消えることもありません。


4.予定の見える化で、ミスを防げる

Googleカレンダーを使えば、自分の予定も、スタッフの予定も一括で確認できます。

たとえば、こんな風に使えます。

  • 10時:マンション内見
  • 13時:司法書士と決済立ち会い
  • 16時:査定の訪問

予定がスマホでも確認できるので、紙の手帳がなくても安心です。 また、Google Meetと連携すれば、オンラインでの打ち合わせもすぐにできます。


5.問い合わせフォームも、自分でかんたんに作れる

「査定依頼フォーム」を作るのに、ホームページ業者に毎回頼んでいませんか。 Googleフォームを使えば、誰でも簡単に問い合わせフォームを作れます。

たとえば、LINEに「こちらのフォームから物件情報を入力してください」とURLを送るだけで、 自動でスプレッドシートに入力され、リストとして管理できます。

しかも無料です。


6.AI(Gemini)が、資料づくりやメール文の下書きをしてくれる

最近では、Google Workspaceに「Gemini(ジェミニ)」というAI機能を追加することもできるようになりました。

たとえば、

  • 査定報告書の文章を考えてくれる
  • お客様へのメール文の下書きを自動で作ってくれる
  • プレゼン資料のたたき台をAIが作ってくれる

文章が苦手な方や、毎回同じような説明を書くのが面倒だと感じている方には特におすすめです。 (この機能は有料オプションで、月2,400円ほどかかります / 2025年5月現在)


7.プランは3つ。一番安いStarterプランでも十分便利

プラン名月額(税込)特徴
Starter¥680メールを独自ドメインにできる。最低限の機能が揃う
Standard¥1,360大容量保存、共有ドライブ、GoogleMeetの録画など全体的にバランス良し
Plus¥2,040法的な証拠保全などセキュリティ強化(大企業向き)

社長ひとりなら「Starter」でも十分始められますが、物件資料が多い方、将来スタッフを増やす予定のある方には「Standard」がおすすめです。


8.正直デメリットもあります

もちろん、いいことばかりではありません。デメリットもあります。

  • ドメイン取得に年1,000〜3,000円の費用がかかる
  • 最初の設定に少し手間がかかる(ランサーズココナラなどで専門家に設定を依頼するのもあり)
  • ITに不慣れだと、最初はどこに何があるか戸惑うことも

でも一度使い始めると、「これがないと仕事にならない」と感じるようにはず。


9.人数が少ないからこそ、“整った仕組み”が力になる

不動産業は、スピードと信頼が勝負です。

たとえ社長1人の会社でも、「ちゃんとしたメールアドレス」「すぐに出せる資料」「忘れない予定管理」「問い合わせ対応の自動化」があるだけで、お客様からの信頼が大きく変わります。

月1,000円ちょっとの投資で、仕事が楽になり、信頼が増え、チャンスを逃さない。

小規模だからこそ、Google Workspaceのような「仕組み」をうまく使うことが、仕事の質を高めるコツです。

DX化の第一歩は、Google workspace の導入からどうぞ。

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